FEATURE

Poetry WALK/READ 
by MIRA SHINSKY

鏡 晋好の“歩くこと、読むこと”




WALK/READ

こととこととの間
葉葉がさらりしなり
主客のしがらみには入らずに
ひと息ふた息
もう知っている処へと向かうことはせず

さくさく
歩く行間に
拍子を与えて
読み込む姿勢の重みをしっかり踏み込んで
踏み込む市井の深みをしっかり読み込んで

息をととのえて
硬い思考の石畳の上や
今と
今と
今とがつくった飛び石の上や

歩く読点
ある句読点で息が上がり
うしろを振り返れば
たくさんの葉が
ちれぢれにあなたへとついて来ている
上からも下からも
いろんな所からあなたを脈打っている



Mira Shinsky  鏡 晋好 
詩人。京都出身。ポーランドのヴロツワフ在住。